福島県二本松市の線量を計測してきました-2018年6月3日

保養相談会のために訪れた二本松市の線量を計測してきました。(2018年6月3日)

二本松市は、福島市と郡山市という福島の二大都市のちょうど中間に位置しています。人口は約5万5千人。事故直後に多くの放射性物質が降り注いだ場所でもありますが、避難指示などは事故当初より出ていません。

 

持参したのは埼玉県秩父市の「原発止めよう秩父人」が所有する線量計、環境放射線モニタ PA-1000 Radi。地表から5㎝で計測しました。本来であれば5回同一箇所を計測して平均値をだすそうですが、今回は一度きりの計測です。なので以下の値はあくまで参考値としてご理解ください。

今回計測したのは、保養相談会が行われた「男女共生センター」の周辺や二本松駅前。結論から言うと、年間1mシーベルト(0.23μシーベルト/時)を越える場所が多くありました。

事故から7年が過ぎ、除染もしているであろう(現在二本松市役所に確認中)二本松市の中心地で計測された値であることを考えると,驚き、少しぞっとしました。
事故直後の高線量や引き上げられた基準値20mシーベルトいう値に慣れてしまっていますが、年間1mシーベルトとは事故前までは成人の年間放射線許容量であり、チェルノブイリ原発事故の罹災国ではこの値を越える線量の地域の住民たちには移住の権利が与えられ、財産などの補償が行われている値です。

男女共生センター

保養相談会が行われた「男女共生センター」です。

建物正面の舗道で、0.091μSv/h
建物正面の草むらで、0.165μSv/h
建物脇の草むらで、0.3155μSv/h
建物内部は、0.07μSv/h
(原発事故とは関係なく、宇宙や大地から発せらている放射線量は、約0.06μSv/時)

コンクリートの表面では低く、草むらでは高く、室内に入ると正常値とほぼ同じである事が分かります。

二本松市立北小学校

次に計測したのは、男女共生センターの正面にある「二本松市立北小学校」

北小学校裏門の側溝の上で、0.424μSv/h

年間1mシーベルトをゆうに越える値が小学校から計測されたのは驚きでした。日常的に小学生たちが通る道であろうし、裏門から続く学校内部にはホットスポットになりそうな草むらや駐車場があり、今回は許可を得ていないため内部を計測できなかったのですが、とても気にかかります。
現在二本松市役所にこの値を伝え、再度除染を行ってもらうように依頼しています。またこの学校まわりは事故後除染しているはずなので、それがいつ頃行われ、除染前後で計測された放射線量の値はいかほどであったのか、現在確認しています。それが分かれば除染後に放射線量の値が再びあがってくる「リバウンド」の実態がすこし見えてくるはずです。

また、この小学校には放射線量モニタリングポストが設置されており、後日市役所のホームページより確認すると、0.143μSv/h(2018年06月08日 13時50分)でした。学校のどこに設置しているのか具体的に分かりませんが、このように公になっている値はあくまで目安であり、その下に小さなホットスポットが多数存在しているということが伺えます。

二本松駅前

二本松駅前の草むらで、0.448μSv/h
タイルが敷かれている横断歩道手前の通路で、0.274μSv/h
駅構内のみどりの窓口の中では、0.072μSv/h

生活に密着している駅前でも年間1mシーベルトを越える値が計測されてました。ここも事故後に除染されているはず(現在確認中)なので、リバウンドが起きていることが伺えます。また男女共生センター同様、建物内部にはいると、放射線量の値は正常値になりました。

仙台駅前

最後に、福島のあとに訪れたお隣宮城県の仙台駅前の値と、駅から10分ほど歩いたところにある公園の値です。

仙台駅前のタイルの上、0.051μSv/h
仙台市内の公園、0.068μSv/h

どちらも正常値であることが分かります。

二本松市役所からの返信があり次第、またご報告します。

文責:せとうち交流プロジェクトメンバー 渡辺嶺也


福島での保養相談会(2018)を終えて

福島での保養相談会から帰りました。

いわき市と二本松市(福島市と郡山市との間)の二カ所で行われた保養相談会「ほよーん」。全国、沖縄から北海道まで約50ほどのの保養団体が集まり、訪れた参加者に今年の夏の保養について説明会を行いました。
二日間の参加者は、537名(うち大人は266名)であり、多くは福島県在住者であったが遠くは千葉の柏や流山からも参加する方がいらっしゃいました。事務局によると参加者の半分が初めてこの説明会に参加した人たちで、まだまだ「保養」という存在自体を知らない方達が多くいるのだなと感じました。
各説明会の終わりには全体ミーティングを行い、反省会があり、そこでは訪れた参加者の方がどんな悩みを抱えていて、それに対して我々はどんな対応がしてあげられるのか(交通費の問題等)など、具体的な課題やそれへの対応をみなで考え話し合うなど、きめ細かい配慮の姿勢に初めて参加した私は感心してしまいました。

チェルノブイリ原発事故の罹災国では国策として大規模に行われている保養ですが、日本ではそういった国からの補助はほとんどなく、こういった市民の団体が保養を支えているのが現状です。活動を続けていけなくなる団体、新しく始まる団体など入れ替わり立ち代わりで日本全国の有志が支えています。この説明会も、参加団体のメンバーたちは遠く大阪、九州、北海道から始発にのって電車を乗り継いできて、そして夜行で帰って次の日仕事に向かうなど、みなさんかなりのハードスケジュールで来ていました。

のちほどまた別途ブログにて報告しますが、福島はまだまだ放射線量が高く、そこで暮らしていくには保養を行って、体の中にたまった放射性物物資を出していく必要があります。福島県民の方たちも、そして我々支援側も日に日に意識が薄れていく中で、活動を継続していく事で放射能の危険性への意識をつなぎとめていかなくてはと思っています。

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福島県への保養相談会にスタッフが初参加します!

福島県への保養相談会にプロジェクトからもスタッフが初参加します!福島の皆さんぜひ来てくださいね。沢山の保養情報が集まりますよ〜♫

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うけいれ全国では、夏休み前の保養相談会を、6月2日と3日の土日に、福島県いわき市と二本松市で開催します。
現在確定しているのが、ブース参加で40団体。
会場運営やチラシのみの団体も入れると50団体を超えます。全国から結集します!予約不要、相談無料です。ぜひお気軽にご来場ください。第39回★【1日目】★2018年6月2日(土)
浜通り相談会(いわき市)13:30~17:00
会場:いわき市生涯学習プラザ4階
(〒970-8026いわき市平字一町目1番地 ティーワンビル内)
http://gakusyuplaza.city.iwaki.fukushima.jp/index.htm第40回★★【2日目】★★2018年6月3日(日)
中通り相談会(二本松市)11:30~15:00
会場:福島県男女共生センター1階
(〒964-0904 福島県二本松市郭内一丁目196-1)
http://www.f-miraikan.or.jp/

<ブース参加>(40団体)
①北海道札幌市 NPO法人みみをすますプロジェクト
②北海道札幌市 北海道教区教務所ほっこりプロジェクト
③北海道苫小牧市 フクとま
④北海道 北海道寺子屋合宿
⑤北海道富良野市 ふらのチャリティウォ―ク
⑥北海道札幌市 NPO法人福島の子どもたちを守る会・北海道
⑦埼玉県/東京都練馬区拠点 NPO法人福島こども保養プロジェクト@練馬
⑧全国 子ども被災者支援基金
⑨全国 日本YWCA カーロふくしま
⑩山形県 TEAM毎週末みんなで山形 ▼2日いわきの
⑪山形県/福島県福島市拠点 NPO法人青空保育たけの
⑫新潟県/二本松市拠点 NPO法人ライフケア
⑬福岡県北九州市/福島県須賀川市拠点 はっぴーあいらんど☆ネットワーク ★3日二本松のみ
⑭東京都 福島子ども支援・八王子
⑮神奈川県 母ちゃんず~こどもたちの未来を守りたい~
⑯埼玉県/神奈川県拠点 カラッポの会(長瀞やなせ「カラッポのおうち」の会)
⑰神奈川県鎌倉市 かまくらあそび楽宿
⑱新潟県 いのちキラキラ希望の風フェスタ ★3日二本松のみ
⑲福井県 福福子どもの笑顔プロジェクト
⑳福井県 殿下被災者受入委員会
㉑山梨県北杜市 4月3日のひろば
㉒長野県上田市 NPO法人子どもの保養サポート・上田 ▼2日いわきのみ
㉓長野県松本市 NPO法人まつもと子ども留学基金
㉔岐阜県 NPO法人KIプロジェクト
㉕愛知県 おいでん!福島っ子!運営委員会
㉖三重県 ふくしまいせしまの会
㉗三重県 福島保養キャンプinみえ
㉘滋賀県 びわこ☆1・2・3キャンプ実行委員会
㉙大阪府高槻市 たかつき保養キャンプ・プロジェクト
㉚京都府 ゴー!ゴー!ワクワクキャンプ
㉛大阪府 よつば関西保養キャンプ
㉜岡山県津山市 ふくしまっ子津山でのびのび元気回復2018夏休み親子保養プロジェクト
㉝岡山県瀬戸内市 せとうち交流プロジェクト
㉞山口県 おいでませ山口♪定住支援ネットワーク
㉟香川県 NPO法人福島の子どもたち香川へおいでプロジェクト
㊱沖縄県/福島県いわき市拠点 いわき放射能市民測定室たらちね ▼2日いわきのみ
㊲沖縄県 沖縄・球美の里 ★3日二本松のみ
㊳宮崎、米沢、ドイツ、オーストラリア 特定非営利活動法人アースウォーカーズ

㊴こころとからだの相談室(臨床心理士/医師)
㊵快医学手当て隊

<資料のみ参加>(10団体)
兵庫県 笑顔つながるささやまステイ実行委員会
大阪府 心援隊
東京都 福島こども保養プロジェクト@しながわ
京都府 ミンナソラノシタ幼稚園留学
北海道 生活クラブ生活協同組合
鳥取県 冒険あそび場IWAMI
北海道 かみしほろ5000本のひまわりの会
北海道 被災者支援ネットワーク・むすびば十勝
静岡県 子どもたちを放射能から守る伊豆の会
宮城県 手のひらに太陽の家

<スタッフ参加>(13団体+1名)
むすびば
SGU研
踏青楽舎
NPO法人KIプロジェクト
NPO法人みみをすますプロジェクト
4月3日のひろば
未地の会
白馬五竜観光協会 信州・白馬ですごす夏
とちの実保養応援団 ▼2日いわきのみ
いわきの子供を守るネットワーク ▼2日いわきのみ
こどものために.みんな ▼2日いわきのみ
NPO Earth Angels ★3日二本松のみ
NPO はっぴーあいらんど☆ネットワーク ★3日二本松のみ
個人ボランティア1名

 

今年も、夏保養実施します!

今日はプロジェクトのメンバーでの全体会議。

今年の夏保養の講座内容や日程をつめました。
一般の方も参加できるイベントして、守田敏也さんの講演会もあります。

詳しいプログラム内容や日程等は、またおって掲載します。